第8回
(2007/7/13)
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爺、夏バテの兆し?
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「御行奉為—」 |
『巷説百物語』 京極夏彦
角川文庫 … P57
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又市カッコイイ!!
いつもこれで感動してます。
イカサマ 15歳 女性 東京都
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爺のコメント このセリフにはなんとも言えない爽快感があるな。感動するのも無理はない。これだけのキメ台詞をさらりと言えるジジイになりたいもんじゃ。 |
「イコ、イコよ。わたしの良い子、わたしの可愛い子」 |
『ICO 〜霧の城〜』 宮部みゆき
単行本/講談社 … P80
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主人公の名前が名前なだけに、しかもタイトルなだけにダジャレかとも思いましたが、亡くなった母を想い出し、素直に泣けました。
ぺぺ 35歳 女性 神奈川県
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爺のコメント ぺぺさんに言われるまでダジャレ的要素に気付かんかった! ワシも終わったな…
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「一瞬でも信用してしまったら、美馬坂さん、あなたの負けだ。これが呪いと云う、あなた方の分野では扱えない僕の唯一の武器だ」 |
『魍魎の匣』 京極夏彦
講談社文庫 … P1017
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「中禅寺此処にあり!!」
って感じですね。 「僕にはこれしかない」って感じも受けますが、「誰にも負ける事の無い最大の武器だ」と言う印象のが強いですね。 この台詞には鳥肌が立ちました。
愚者 37歳 男性 愛知県
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爺のコメント まったく愚者さんの言うとおりじゃな。京極堂にこんな台詞を言われたら、ワシならすぐに降参して逃げる! |
「もう語るこたァねェよ。何をどう語ったってその傷は消えねェぞ。そのうえその傷は痛む。だから忘れることだって出来やしねェ。そりゃ一生背負わなきゃならねェ重てェ枷だ。下手人ぶッ殺したって恨みは晴れねェ。だから」 慣れるしかねェと治平は言った。 |
『続巷説百物語』 京極夏彦
角川文庫 … P501
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治平さん渋すぎます!
私、右近さんの一生背負わなきゃならねェ重てェ枷を思って胸が痛み、酷い姿がちらついて どうすれば…と腹のそこに何かが溜まりかけて 慣れるしかねェ で涙がどおォォーと出たのを今も忘れられません。 重い一言でした。 何度も何度も そこ を眺めてました。
akasyaguma 35歳 女性 愛媛県
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爺のコメント 左近と同じ辛い過去を持つ治平だからこそ、言える台詞なんじゃろうな…。akasyagumaさんにとっては、涙を流すぐらい重かったかもしれんが、治平の言葉は真理をついているとワシは思うのじゃ。 |
「ときどき、それに飽きることがある。うっとうしくなるというかな、つまらなくなるというかな。今風に言えば、ウザいということだな」 私は小さく笑った。義父も笑った。 「だから、わざとそれに抗ってみたくなることがあるんだ。発作みたいなもんだ。梶田を雇ったときもそんな気持ちだった」 |
『誰か』 宮部みゆき
カッパノベルス … P349
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なんというか…どこも窮屈なんだなぁ、と思いました。私の年齢だと、あれやるなこれやるな、あれしろこれしろ、と親に言われては好きにさせてほしいと思うこともたくさんありますが、大人になった後でもそう思うことはあるのかもな、と思わされました。
マンボウ 14歳 女性 神奈川県
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爺のコメント 主人公の杉村と、会社の会長である義父との会話じゃな。
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「三谷」と、ミツルはワタルを現世の名前で呼んだ。「おまえ、大丈夫か」 |
『ブレイブ・ストーリー』 宮部みゆき
単行本(下巻)/角川書店 … P327
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この台詞を読んだ時、今までやっていた喧嘩っぽい会話とは違うと思いました。子ども相手に少し馬鹿にしていたミツルが、本気でワタルを疑問に思う気持ちがこの短い台詞の中から伝わってきました。これは友達として言っていたのでしょうか。
あやぴょん 18歳 女性 神奈川県
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爺のコメント 友達として、ワタルに幻界に来た本来の目的を思い出してほしかったんじゃろう。
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「ばかやろう」 |
『邪魅の雫』 京極夏彦
講談社ノベルス … P817
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彼の色々な気持ちが凝縮された末の一言だと感じました。
とても器用なのに、とてつもなく不器用な、彼に似つかわしい言葉だと思います。
紫音 17歳 女性 滋賀県
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爺のコメント このたった五文字に込められた、深い意味に気づいた紫音さんは大人なんじゃろうな。爺なんか言葉遣いが悪いからいつも誤解されるのじゃが、その裏にある真意を汲みとってほしいもんじゃ。 |
「僕は君が嫌いだ」 |
『邪魅の雫』 京極夏彦
講談社ノベルス … P817
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今回の榎さんの台詞は、どれも人を想い、心を砕いたものばかりだったと思います。彼女がもし「解った」のなら、「嫌い」にはならなかったと思います。過去に愛した女性の神崎宏美を、「嫌い」になってしまった。その彼女への最後の言葉に、そして、彼女の思いに対する男の責任として、この台詞があったのだと思います。きっと立ち直ってほしかったんですね。優しい人だなあ。榎さん。
えるが 29歳 女性 東京都
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爺のコメント あの榎木津にこんなセリフを言わせるとは、なんて罪な女性なんじゃろうなぁ。数ある榎木津の暴言とは、また違う悲しいものじゃったな。立ち直ってくれるとよいのぅ。
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藪は口の中に指をつっこんだ。何かをつまみだし、弾いた。 「ネギだ。年とると、歯茎が痩せてくんのかな。すぐに食ったもんがはさまるんだ」 鮫島は苦笑した。 |
『狼花 新宿鮫IX』 大沢在昌
単行本/光文社 … P186
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天ぷらうどんを食べ終わった藪の言葉。格好良くもなければ、決め台詞でもないが、人間くさくて好きだ。藪に対して「そうそう!」と、大いに親近感が持てる。ああ、ネギはもちろん、ニラ、モヤシ、ゴボウ、ホウレンソウ等々、我が歯間の敵は増える一方だ。
この言葉に苦笑するぐらいだから、鮫島の歯茎はまだまだ若いのだと思う。うらやましい。 余談ながら、佐久間公は年齢的にそろそろ危ないのではないだろうか。佐久間公が歯にはさまったネギを指でほじるシーンなど、絶対に書かれないと思うが、こっそり想像すると楽しい。
しがないオヤジ 52歳 男性 東京都
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爺のコメント ワシもじゃ! ワシもじゃ! いろんなものが歯にはさまりまくって難儀しておるですぞー。ちなみにワシのいちばんの敵はエノキダケかのー。
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