大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
大極宮公式ホームページ
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◎お祝い二題◎
12/4/16
夢枕獏さんの吉川英治文学賞受賞のお祝いに顔を出してまいりました。
獏さんのパーティは、格闘家の方や落語家さん、釣り関係の方など、それはもうジャンル無用のジャングルでありまして、作家さんもSFやミステリ関係にとどまらず、多彩な顔ぶれがお揃いになるのであります。かく言うぼくは妖怪関係でありまして、まあ陰陽師に祓われる役割じゃあと馳せ参じた次第。
獏さんはいつも笑顔なのですが、ことさらにその笑顔が輝いておりまして、なんとも和やかな気分になるのであります。
春風亭昇太さん、柳家喬太郎さんにも久し振りにお会い出来ました。久し振りといえば、とり・みきさんと何年かぶりでお話ができて、微妙に舞い上がってしまってお恥ずかしい。
瀬名秀明さんにもご挨拶ができました。
獏さんの「釣ったぞー」の破顔スライドも良かったですが、最後のご本人による「詩の朗読」で癒されましたです。
おめでとうございます。
三津田信三さんの結婚披露パーティにお邪魔いたしました。
実は三津田さんとは、三津田さんが作家デビューする前からのお付き合い(というかむしろデビューされた後はお互いに忙しくてあんまり会ってないわけですが)。
いやいや、素敵な伴侶と巡り合われて、めでたいことこの上ない。
会場にはミステリ・ホラー・怪談・幻想系の大御所がずらり。菊地秀行さんや仁賀克雄さん、志村有弘さん、島村菜津さん、二階堂黎人さん、歌野晶午さん、イラストレーター楢喜八さんと同じテーブルで、妙に緊張いたしました。そんな中で挨拶を振られて恐縮することしきり。別のテーブルにいた福澤徹三さんは相変わらず怖かったですが。というか、何故か結婚式でよく会うな福沢さん。
司会は杉江松恋さんでした。
いつまでもお幸せに。
◎取って出し◎
12/4/10
この間のガべージコレクション、まさに取って出しでした。エイプリルフールの回。仕事が速いというか進行がギリギリというか、いいのか悪いのか。
とか思っていたらば、この間収録したテレビ「宮崎美子のすずらん本屋堂」は、取った日に放映。というか、時間きっちりに撮影してるし、CGパートもテロップもそのまま入ってるので(CGキャラのすずらんさんもその場で喋ります)、ほぼ完パケで撮影できるんでしょうけども、何だかナマ放送より緊張感がありますね。NGとか出すとやり直しになるのかしら。ナマならもう後戻りはできないわけですが。しかも、放送第一回目だったので、収録前はみなさん微妙に緊張していらっしゃいました。幸い、コメンテーターの山田真哉さんは「ベストセラーブックTV」の「豆腐小僧」の回でご一緒させていただいておりましたし、同じくコメンテーターの読売新聞の多葉田聡さんは「ルー=ガルー」の取材をしていただいた方でありまして、初対面は宮崎さんだけ。時間の関係で質問は予定の半分くらいしかされませんでしたが、本番はなごやかに収録できたかなと思います。
当日はあの大風の日。収録は風が吹き始める直前に終了したので事無きを得ましたが、僕の収録終了後には第二回の収録があったわけで。
そちらのゲストは林真理子さん。林さん大丈夫だったのかしら。
◎記者会見◎
12/4/02
いちおう、小説家、あるいは全日本妖怪推進委員会としての活動に「あてはまらないものごと」につきましては、「基本的に公表しない」というポリシーを持っております。このたびの震災に関するもろもろも、ほとんどが個人的な行動でありまして、上記の活動には「あてはまらない」と考えましたので、一切ご報告はしておりません――と、いうようなことは、いくつかの場所で申し上げておりました。
ところが、今回は突然の記者会見という運びになりました。どうであれ、形としては「個人的寄付」の域を出るものではないわけで、どうなってるんだとお思いの方もいらっしゃったかもしれません。
記者会見を開くにに到った理由はいくつかあります。
実は、この「被災地文化財レスキュー」に協力させていただきたいという意思表示をいたしましたのは、昨年五月のことでありました。ただ、その段階では、まだまだ優先されるべき事柄が山積みでありました(それは一年経った今でもそう変わりはないのですが......)。何であれ、命に関わること、生活に関わることが最優先されるべきであることは明らかでありました。
加えて、何よりもレスキューすべき文化財自体の実態把握が出来ていない状況でもあったわけです。
可及的速やかに着手しなければ、刻一刻と取り返しのつかない状況になってしまうものなのだけれども、同時に長いスパンで取り組まなければ達成できない性質のものでもあったわけです。
そこで、他のこととは切り離して、この案件については「細く長く」協力出来る仕組みは作れないものかと考えました。結果的には個人的な寄付と変わりのないスタイルにせざるを得なかったわけですが、その経過においては、講談社をはじめ様々な人の協力をいただくかっこうになってしまいました。そのため、個人的な活動の枠を少しばかり超えてしまったわけです。そういう事情があったために「ファンド」なんですね。
もうひとつ、公益財団法人文化財保護・芸術研究助成団体の活動を知っていただきたかったという思いもありました。
と、いうわけで、財団の理事長である宮田亮平さん(東京藝術大学学長)とともに、記者会見に出席させていただきました。
詳しくはこちらを。
「電子」が生んだお金を「紙」の救援に! 「京極ファンド」設立
こういう会見は苦手であります......。
会見前に、宮田理事長の作品であるドラを鳴らさせていただきました。
◎ラヂオ◎
どういうわけかまたまた改編期を乗り越えてしまった呪いのラジオ「平山夢明の東京ガべージコレクション」。
いったいいつまで続くのでしょう。
そんなわけで今期の収録最初のゲストは、伝説の編集者(そんな風にいわれると「生きてないみたいじゃない」とおっしゃってましたが)、末井昭さんと、カメラマンの谷口雅彦さん。
末井さんにはあの『写真時代』の蔵出しエピソードや『パチンコ必勝ガイド』誕生のいきさつなどをお伺いしました。
そして谷口さんとタッグを組んだ最新のお仕事、『沈黙と饒舌と~原発のある町』(白夜書房)についても、あれやこれやとお聞きいたしました。「脱」でも「反」でも、もちろん「推進」でもない、「原発」と暮らす町の簡単には言葉にできない「今」を、物言わぬ写真が饒舌に語ってくれるという、まさにタイトル通りの一冊であります。ご興味のある方はぜひ書店に足をお運びください。
◎ミッション1・写真を撮りなさい
12/3/22
◎ミッション3・新連載を始めなさい
その後、小説現代(講談社)で始まる新連載の打ち合わせを。で、これに決定。
◎戻ったら
ゲゲゲ・90!
12/3/21
水木しげる大先生が九十歳を迎えられました。
大先生は調布市の名誉市民でもあらせられますので、調布市のグリーンホールにてそれをお祝いする「調布市名誉市民水木しげる卆寿記念 ―妖怪の棲むところ―」が開催されました。
会場は満席。
第一部は水木大先生がお住まいになっている調布市の長友市長を始め、大先生の故郷である鳥取県境港市、「遠野物語」のふるさと岩手県遠野市、こなきじじい生誕の地徳島県三好市(なんと三市とも『怪』遺産認定地!)の代表が集結、町おこしに対する取り組みついての報告会が行われました。おばけが町を元気にしてくれるというのは、何ともうれしい限り。
その後、記念の「手形」奉納。
奉納先は、もちろん大先生ご本人。
弟子その1・荒俣さんと、その2・僕が先生と奥さまを壇上までアテンドさせていただいたのですが、大先生、中央でいきなりお客様にお尻を向けるという、ハイテク「ボケ」をかまされまして、弟子1弟子2もツッコみのタイミングを失ってただ笑うのみ。「いや先生、正面はこっちでんがな」とツッコむべきだったわけですが、あまりにも面白かったので、ただ笑ってしまった次第。いや、勉強になります。
でもってこの手形が立派で、しかも重いのであります。
記された文言が「屁のような人生」だったのが、かなりうれしかったり。
第二部は弟子2、弟子1による「水木大先生を語る」。まったく打ち合わせなしでしたが、はからずも僕が幼少時から今まで、荒俣さんが完成された現在の大先生を取り上げる恰好になりました。
水木哲学のポイント「買う・喰う・(いびきを)かく」の3Kと、「忘れる、笑う、驚く(wonder)の3Wということでまとめようとしたところに、なんと水木大先生再登場。
いや、スリーショットは実は久し振りなのでありました。
「人間の心臓は120までは動くそうです」と荒俣さんがおっしゃいましたらば、「まあ大丈夫そうです」と仰っておられました。
心強いことです。
新刊『水木しげるの古代出雲』(角川書店)も、当日初お目見え。古代人の霊に夢でノックされてから数十年、ついに完成した作品であります。感無量。
懇親会の後、「怪」スタッフと次号以降の打ち合わせを延々といたしました。いや、水木先生にお会いすると、幸福な気持ちになってみんなテンションが上がるんですねえ。
というわけで、『怪0035』も間もなく発売であります。
「小説新潮」で
12/3/16
に決まりました。当たってしまいました、長根さん。
どうということはないのですが イチ並び。うははははははは。
12/3/12
現在、二つ目の新連載第一回と書き下ろし長編を並行して進めております。ほぼ一時間置きにスイッチする感じ。
今までは仕事が被る場合、時間が長くかかる仕事を中断し、短い時間で終わる仕事を合間に入れるというシフトだったので、こういう進行は初めての試みです。
三つ目の連載も控えているので、当分このまんまのローテーションになる模様。効率がいいのか悪いのかはわからないので実験です(たぶんあんまり変わらない気が)。
ちなみに、新連載その一『ヒトでなし』第一回は「小説新潮」に載ります。ものすごく久し振り。
いま進めているその二は「小説すばる」であります。ちなみに、集英社なのにギャグじゃありません。うーむ。
日本図書館協会 選定図書
12/3/08
ストップ・プレス! ストップ・プレス!
『いるの いないの』が、日本図書館協会より「選定図書」に選ばれました! こりゃスゴイ!
ツイッターで、厨子王自身も驚き、恐れ入っている模様です(笑)。
ちなみに、3月20日(火)から「怪談えほん」全5作品の原画展が、青山ブックセンター本店で開催されます。
詳しくはコチラをご覧くださいませね。(まるひ)
↓
怪談えほん原画展|青山ブックセンター
東京ガベージコレクション
12/3/02
まだまだ続きます。4月以降も続きまよ。
今週はあの大雪の中収録がおこなわれました。
なんとサプライズイベントが。
照明が消えて運ばれてきたのがこれ。
スタジオが暗くなった瞬間、平山先生が「なんだ、また誰か来るのか!」と言っていたのは内緒。
これ見てください。「あっ」と思った方。そうですそれです。
厨子王みずから切り分けてくれました。
私は「夏」を食べました。とても美味しかったですよ。
ガベージスタッフさん感謝です。
写真ぺたぺた貼ってみました(オーツカ・ハル)。
南極夏彦人形
12/2/28
『南極。』文庫化特別企画!!
「南極夏彦人形」プレゼントの締切が、明日2月29日(水)当日消印有効と迫っております。